フレックス エコ ウォール工法

【技術】 【特長】 【施工方法】 【ポイント!】 【用途】

フレックス エコ ウォール工法は、セメント系固化材の代わりに、天然の粘土鉱物であるベントナイトを主材料とした、柔軟性と遮水性能に優れた粘土型鉛直遮水壁です。 TRD施工機等を用いて、高濃度スラリー化したベントナイトを地盤に注入しながら掘削し、同時に遮水壁を構築すること(1バス施工)により。スピーディーに遮水壁を構築します。 注入率は一般のセメント系連続壁に比べて少ないため、無排土施工が可能な環境負荷低減工法です。

技術

フレックス エコ ウォール工法は、高濃度スラリーにすることが出来る特殊なベントナイトを使用します。 ただし、このままでは遮水機能が劣るため、少量のイオン交換剤を加えて活性化させることにより、高い遮水機能を得られます。 この遮水壁の構築技術について、特許(第6163173号)を取得しました。

特長


●1/25縮小モデルにて遠心模型実験
後、周辺地盤を取り除いたフレックス エ
コ ウォールの状況写真。 周辺地盤に追
随して変形し、壁体に損傷は見られない。

◆工期短縮且つ経済的
・1バス施工が可能!工期短縮が図れるため経済性に優れます
・高濃度・低注入のため無排土施工が可能です。
◆高品質
・スラリー施工のため均質な遮水壁が造成できます
・透水係数 1×10-8m/s以下の高い遮水性能を有します
◆優れた耐震性能
・地震時にクラックが生じない優れた変形性能を有します
◆安全・安心
・自然由来の粘土鉱物であり環境に優しく長期耐久性があります
・スラリー施工のため粉塵の問題がありません

施工方法

高濃度ベントナイトスラリーとイオン交換溶液を同時に地盤に注入し、カッターチェーンにより横行掘削と混合撹拌を同時に行いながら施工します。


●実機試験施工状況と実験後35日後のボーリングコア

ポイント!

スラリーで施工するため、高効率且つ高品質の遮水壁が造成できます。

用途

◆汚染土壌の囲い込み

◆廃棄処分場の遮水壁

◆調整池の遮水壁

◆河川堤防等の遮水壁


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